「おかえり、ブルゴーニュへ」キャストは?サントラもおすすめ!

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「おかえり、ブルゴーニュへ」キャストは?サントラもおすすめ!についてお話しします。

私が大好きなブルゴーニュワイン!フランスに住んでいた頃に何度か訪れましたが、見渡す限りの広大なぶどう畑に毎回感動するのです。
最初にワインカーブを訪れたのもブルゴーニュ地方で、フランス語がほとんど話せない時に行って、ワインの世界に引き込まれました。
ワインが飲みたくて、ワイン農家さんたちと話したくて、それから帰国までの約3年間は、フランス語を1日16時間も勉強していました。

そんな、ずーっとワインのことを考えて暮らしていたい私がお届けする「おかえり、ブルゴーニュへ」の映画の評価やフランスでの原題・サントラはもちろん、あらすじと感想をご紹介します!

もくじ

「おかえり、ブルゴーニュへ」映画のあらすじ

舞台はフランス、ブルゴーニュのドメーヌ(ワイン農家)。
母はすでに他界し、父と娘のジュリエットがドメーヌを経営していたところ、父が危篤状態に…。

その知らせを受け、長男であることのプレッシャーを感じていたジャンがオーストラリアから10年ぶりに帰国したものの、意識がないまま話せずに父は他界してしまいます。
そして、次男のジェレミーは同じくブルゴーニュでワイン農家を営む妻の実家とかけもちでドメーヌを手伝うことになりました。
10年ぶりに再会した3人のきょうだいが直面したのは、待ったなしのワインの収穫期と、両親が残した遺産問題だったのです…。

ドメーヌの1年間の仕事をきょうだいで協力しながらやり遂げる中、3人がそれぞれに抱えていた幼少期の想いや、夫婦の問題、義実家の問題、相続問題を乗り越えて、今後の生き方をどのように選択するのか?

どこにでも、誰にでもあるような「家族との闇」に優しく触れて、心の奥をそっと温めてくれる作品です。

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「おかえり、ブルゴーニュへ」の概要・サントラ・キャストなど

「おかえり、ブルゴーニュへ」の概要

  • 原題:Ce qui nous lie(意味:私たちを繋ぐもの)
  • 製作:2017年
  • 上映時間:113分
  • 監督:セドリック・クラピッシュ
  • 脚本:セドリック・クラピッシュ、サンティアゴ・アミゴレーナ
  • サウンドトラック

主題歌の “Ce qui ne lie est là” を歌っているのは、Cameria Jordana(カメリア・ジョルダナ)。

オーディション番組の「nouvelle star」で2009年に3位に輝き、現在も歌手・女優として大活躍中です。

キャスト(役名・俳優名)

  • 長男 ジャン … ピオ・マルマイ
  • 長女 ジュリエット … アナ・ジラルド
  • 次男 ジェレミー … フランソワ・シビル

「おかえり、ブルゴーニュへ」の評価・感想(ネタバレあり)

ブルゴーニュの美しい風景とワイン農家の1年間を映画を通して見ることができる、「おかえり、ブルゴーニュへ」。

フランスでドメーヌ巡りが大好きだった私の、この映画に対する想いや評価と感想をまとめました。

※ 後半ネタバレがあります。「今すぐ見たい!」と言われる方は、31日間無料トライアルで視聴可能のU-NEXT「おかえり、ブルゴーニュへ」をご覧くださいね~。

ワイン農家を続けることの大変さ

まず最初に感じたのが、私たちが知らない「ワイン農家の大変さ」でした。
冒頭部分のシーンで、畑で熟したブドウを食べながら、「何曜日に収穫する?」と相談し合います。
「日曜日?」「いや、木曜日」「天気予報を見て、雨ではない日にしよう」…と。

そして大勢の人を雇い、朝から晩まで何日間もかけてブドウを収穫し、トラックで運ぶのです。ワインが出来上がればお世話になった人を招待して収穫祭を行い、朝まで歌い踊るのです。

都会の暮らしにはないワイン農家の大変さと、力仕事がとにかく多いことを知りました。

インナーチャイルドに呼びかける

3人のきょうだいの幼い頃の回想シーンは思わず泣いてしまいます。

自分自身が幼い頃に父と過ごした思い出や、怒られたこと、辛かったことなどを一緒に思い出してしまうほど、インナーチャイルドに強く呼びかける、みんなが過ごしたことがあるような、親子のシーンが印象的です。

それぞれが父親の死を受け入れる中、長男であることのプレッシャーに耐えられずにオーストラリアで暮らしていたジャンは「手紙を出したのに返事がなかった」と父へのわだかまりが消えません。

ところが遺品整理をしていた弟のジェレミーが父のコートから長男ジャンに出せなかった一通の手紙を見つけたのです。

「世界を見てこい、旅へ出ろ。でもいつかは帰ってきて欲しい。お前を愛してる。」…。

きょうだいの愛があふれています

大人になって結婚すると、誰もが抱える夫婦や義実家の問題…。
離婚問題を抱える長男のジャンの奥さんに、妹のジュリエットが電話をして、ブルゴーニュに来るように説得します。
義父の言いなりになってしまっている次男のジェレミーに、長男のジャンが文句を言ってしまうシーンは爽快です!

実際に歳を重ねて生きていくうちに自分も忙しくなり、なかなかきょうだいの問題に立ち入ることはできなくなりますが…。
きょうだいの問題をそれぞれが自分のことのように受け止めて解決を手伝おうとする姿が家族愛にあふれていて、亡くなった両親の愛を受けて再び立ち上がるきょうだいの姿に胸を打たれます。

1年間、きょうだいで支え合ってワインを造り、そしてまた、それぞれの新たな道を歩み出す…。

すべての人がいつかは通らなければならない「両親との別れ」をワインを通して乗り越えていく姿がとても頼もしくあり、とても繊細な部分も描かれていて、共感せずにはいられません。

ワインが好きな人にはぜひ見てもらいたい作品です!

日本人はなかなか行ける場所ではないブルゴーニュのドメーヌをこんなに近くに感じることができて、ワインに対する知識と親近感がさらに湧いてくる作品です!

普段は静かで穏やかなフランス人が飲んで騒ぐ姿を、久しぶりに近くに見ることができました!(笑)

そして、酔っぱらってロレツが回らなくなってしまう、妹のジュリエット役のアナ・ジラルドさんが可愛いんです!

ワインが好きな人、ワインを飲みながらうんちくを語りたい人には何度も見ていただきたい、おすすめの作品です!!

Writer:セドリック・クラピッシュ, Writer:サンティアゴ・アミゴレーナ, 監督:セドリック・クラピッシュ
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