「男性名詞と女性名詞の覚え方!たった1文字で見分けるコツとは?」をお話しします。
「昔、ちょっとだけフランス語を勉強したことがあってね…。」とよく言われます。
私の場合「生きるためのフランス語」だったので、絶対に逃げられず…。
「ちょっとだけ」でやめてしまった理由をいろんな人に聞くようにしています。
皆さん「フランス語って男性名詞と女性名詞がややこしくて…」と言われます。
そこで「ホンマに『ちょっとだけ』やがな!!」というツッコミは置いといて(笑)、皆さんのフランス語がしたい気持ちを奪い去ってしまう、男性名詞と女性名詞の覚え方について書いてみたいと思います。
たった1文字で見分けるコツ!驚きのルールなので、知らない方はぜひ!読んでみてくださいね~♪
もくじ
男性名詞と女性名詞の覚え方
私の中で「男性名詞と女性名詞」と言うと思い浮かぶのがこの曲…
歌詞の中に「masculin(男性)、féminin(女性)」という単語がいっぱい出て来るので、思わず歌いたくなってしまいます。
1990年代に流行った曲ですが、ちょうど私がフランスにいた頃、リバイバルされて再流行していました。
日本でフランス語を習っていた頃は、男性名詞と女性名詞が使いこなせる日が訪れるなんて思っていませんでしたが、続けるうちにこんな話ができてしまうようになりました( *´艸`)
フランス語の単語を覚える時は、冠詞ごと覚える
単語帳や、単語を覚えるノートやメモを作る時、単語の前には必ず定冠詞の「le(男性)」か「la(女性)」をつけるようにしています。
ノートに「(男性)(女性)」と日本語で書くのは長いので、最初から「(m)(f)」という表記に慣れておくことをおすすめします。
ただ、会話中に定冠詞「le、la、les」が出てくることはほとんどないので、頭の中で会話文として覚えていきたい時には「C’est un 〇〇(男性名詞)」、「C’est une 〇〇(女性名詞)」と覚えるように意識していました。
慣れるまではめんどくさいのですが、慣れてしまうとそのシステムでパズルのように覚えることになるので、毎回考えることはなくなりました。
私がお世話になったフランス語の先生は20人ぐらいいるのですが、日本が好きな先生が何人かいました。
「アナタは書かないと話せない。たくさん書いてやっと話せるようになるの。なぜなら、アナタは日本人だから。」とよく言っていました。
日本人はたくさん書いて、頭の中でたくさん発音して、やっと口から音として出て、自信がついたら自然な文章として使えるようになる…。
他の国の人のように、「適当な発音」、「適当な文法」ができないのが日本人の特徴なのだといつも言われていました。
「話せるようになった時にはパーフェクトだから、自信を持って黙っていていいからね」と…。
書きながら思い出して泣きそうになりますが、必ずできるときは来るので、自信を持っていてください。
J’aime +定冠詞+単語.(意味:私は~が好きです)と覚える
先ほど「定冠詞が出てくることはほとんどない」と書きましたが、
“J’aime la musique” (私は音楽が好きです)
“J’aime le café”(コーヒーが好きです)
と「好きなもの」を言いたい時には使います。
私はこの”J’aime ………(定冠詞+好きなものの名詞)に埋め込んで名詞を覚えるようにしていました。
「冠詞はすっ飛ばしても通じるからいい」と言われる方がたまにいますが、フランス語に大切なのはリズムだと思うのです。
「ラ」で始まる単語なのか、冠詞の「ラ」なのかわからなくなる日がいつかやってきます。
例えば、「それは愛です。」→ ”C’est l’amour” (セ ラムー)…。
普段冠詞をつけずに話していると、愛を語りたいとっても色っぽい大事な場面で「ラム酒がどうした?えっ?もしかしてラム肉?」となってしまわないか、オバチャンは心配なのです…( *´艸`)(笑)
フランス語の男性名詞と女性名詞の見分け方
どのテキストにも「男性名詞と女性名詞」のページにはなぜか書かれていない、男性名詞と女性名詞の見分け方…。
私が使っていたテキストなんて、「とりあえず覚えてください!」とか「なぜか男性です」とか書かれていました。
そんな途中であきらめたくなる書き方をされていることが切なくて…。
ちゃんとコツはあって、それさえわかればだいたいの勘で乗り越えることができるのです。
フランス語の男性名詞・女性名詞は、単語の語尾に隠れてる!
私もフランス語を始めて1年以上たってから、ある授業で「知らんかったのー!?」と先生に驚かれました。
誰かが私にここをもっと早く押さえさせてくれていたら、私自身もうちょっと早くしゃべり始めていたかも知れません…、
実は、名詞の語尾の終わり方で男性名詞・女性名詞のほとんどが決まると言われています。
男性名詞
- -ment
- -al
- -(i)er
- -eil
- -isme
- -oir
- -age
女性名詞
- -ette
- -ure
- -té
- -tion
- -sion
- -ssion
- -eille
- -aille
- -euille
- -ie
- -aison
- -eur
- -ence
- -ance
- -thèque
- -ue
ここで覚えることはただひとつ!→「“e”で終わるときは、ほとんど女性名詞」なのです。
“-isme”だけ男性名詞ですが、そこをもし間違えてもちょっとの減点で終わるはずです( *´艸`)(笑)
あと、最近使われるようになった外来語(iPodやiPhone、あとなんやろ?笑)は主に男性名詞と考えられています。
私の個人的意見ですが、”-tion”や”-ette”、料理に使われるものについては女性名詞が多い印象です。
そして先日ハマったのですが、「photo」は女性です。後日、落とし穴リストを作りたいと思います!( *´艸`)(笑)
フランス語の男性名詞と女性名詞のごまかし方
だんだん会話ができるようになってくると、冠詞の部分で詰まる時間がもったいなくなります。
最初は止まりながら話すのですが、ぼかして話せるようになると会話をもっと楽しむことができるようになるんです。
いつも複数を意識する!(笑)
いつもun(男性)かune(女性)かを気にせずに話すのは、「2つ以上」を考えて話すこと…(笑)
例えば、「たこ焼きは好きですか?」 → Est-ce que vous aimez le takoyaki?
たこ焼き1つを食べる人は少ないという判断で → Est-ce que vous aimez les takoyakis?
と、冠詞を複数の「les」にしてしまうというような感じです。
フランス人が訂正してくれる
男性名詞か女性名詞か、もし間違えて話していたならば、きっと、誰かが訂正してくれます(笑)
そこにとらわれて話すことができなくなるよりも、どんどん話して間違えた方が覚えるのも早いと思います。
私自身、話し出すまでに1年以上要したので、その苦労はとてもよく知っています。
たくさんの言葉を見て、聞いて、覚えて、どんどん自分の引き出しに貯め込んでいってください。
会話に出てくるのは相当先なので、ここでは止まらないで欲しいのです
フランスに住み始めた時、「フランス語を勉強しています」というだけで喜んでもらいました。
赴任前に、一度、下見に行かなければいけなかったのですが、税関でフランス語で話しかけられて通じた時の嬉しかったこと…。
それだけで楽しいエピソードでいっぱいになるのです。
逆に、日本人として、日本語が話せる外国人を見た時、だいたいの人が「はい」か「いいえ」で答えられる会話をすると思うのです。
フランスに住み始めた頃もそうでした。だいたいが「Oui」か「Non」で答えられることを聞いてくれます。
だからこそ、この初期の段階の「男性名詞と女性名詞の見分け方」では立ち止まらずに進んで欲しいと願うのです。
また何か、私がしていた男性名詞と女性名詞の見分け方をさらに思い出せたら、書き足していきたいと思います。
どうか、皆さんが楽しくフランス語を続けられますように…☆
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